看護師にとって看護記録の作成は避けては通ることができない重要な業務の一つです。

看護は一人だけでなく複数の看護師が連携して行わなければならないため、看護記録の内容があいまいであったり、不十分であったりすると、しっかりとした引継ぎを行えずに場合によっては重大な事故の原因にもなりかねません。

もっとも、忙しい業務の合間を見つけて看護記録を書くのはそれほど簡単ではありませんので、上達のコツを押さえて効率的にスキルアップに励む必要があるのです。

看護記録を上達させるためには、主に3つのポイントに気を付けるのが大切です。

まず、一つ目ですが、フローシートは看護を行ったらすぐに行うようにしましょう。

看護師は一日の間に多くの患者を相手に様々な業務をこなさなければならないため、時間が経てばいつ何をしたかという記憶があいまいになりやすいからです。

次に、二つ目のポイントは、チームカンファレンスにおいて話し合いの対象になる患者がいる場合には、その人の記録は早めに記載するということです。

早めに看護記録ができていれば、他のチームメンバーもその内容に目を通せるため、効果的な意見交換が行えるようになるでしょう。

さらに、三つ目のポイントは、看護記録を書く時間がない場合には、後で思い出せるように簡単なメモを残す習慣をつけるということです。

メモを残しておけば、その内容を手掛かりにして記憶を呼び覚ましやすくなるため、大事な内容を書き忘れるといった事態を回避できます。

このように看護師が看護記録を作成することは重要な業務のため、ポイントを押さえてしっかり行っていきましょう。